信吉のぶよし)” の例文
錦橋十八世の祖頼氏よりうぢの弟信吉のぶよしは水津重時の家を継いだ。降つて錦橋の高祖父信重は、実は信吉十二世の孫水津信道の子であつた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
書上に詮応を「叔父」と称してある。系図錦橋本に従へば、詮応は嵩山すうざんの孫である。京水本に従へば信重のぢよ溝挾みぞはさ氏室に瀬兵衛某と信之のぶゆきとの二子があり、信之に信吉のぶよしと詮応との二子があつた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)