俊鶻しゅんこつ)” の例文
鳥を追えば、こだまさえ交えずに十里を飛ぶ俊鶻しゅんこつの影も写そう。時には壁から卸してみがくかとウィリアムに問えば否と云う。霊の盾は磨かねども光るとウィリアムはひとごとの様に云う。
幻影の盾 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)