“侵掠”の読み方と例文
読み方割合
しんりゃく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
支那国にては戦争利なく国人数千戦死し、かつ数府を侵掠しんりゃく敗壊せらるるのみならず、数百万金を出して火政の費をあがなうに至れり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
吾人はその経歴や功績を見てたどるべき道を知る、前弁士は清盛きよもり頼朝よりとも太閤たいこう家康いえやす、ナポレオンを列挙し吾人の祖先がかれらに侵掠しんりゃくせられ
ああ玉杯に花うけて (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
秀吉は政宗に侵掠しんりゃくの地を上納することを命じ、米沢三十万石をもとの如く与うることにし、それで不服なら国へ帰って何とでもせよ、と優しくもあしらい、強くもあしらった。
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)