佞柔ねいじゅう)” の例文
腐っても鯛、間違っても、御用武士などにはおなりなさるなよ。……ははあどうやらおこったな。太刀先がピリピリふるえてきた。よろしい大いにお怒りなされ。怒らない奴は佞柔ねいじゅうだ。
剣侠受難 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
と、武士の面上に、憎悪の情が浮かんだが、すぐに佞柔ねいじゅうの表情に返った。
剣侠受難 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)