“体悟”の読み方と例文
読み方割合
たいご100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
尊氏は救われざる愚昧ぐまいな弟子の身を、陣中で、師のに詫びたことであろう。あんなにも師の鉗鎚けんついにたたかれてきた禅。毛穴の一つにもそれが体悟たいごされていただろうか。恥かしい。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)