伊峙いし)” の例文
見わたす太平洋の波はまぶしく光り、はるかな沖の方で空の光と一つに溶けて無限に遠い海のあなたを思はせた。石の巻の港、むかしの伊峙いし水門みなとである。
東北の家 (新字旧仮名) / 片山広子(著)
大洋おほうみは秋日まぶしくいにしへの伊峙いし水門みなとを船出づる今日も
東北の家 (新字旧仮名) / 片山広子(著)