“伊号”の読み方と例文
読み方割合
いごう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
清二の乗組んだ潜水艦伊号いごう一〇一が、出航命令をうけ、僚艦りょうかんの一〇二及び一〇三と、直線隊形をとって、太平洋に乗出したのは正確に云えば四月三日のことだった。
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「なあに、あれはお前もよく知っている、伊号いごう第五潜水艦なんだよ。ただ呉の海軍工廠こうしょうで、すっかり造り変えたもんだから、形が違って見えるんだ。ね、以前は二十糎砲なんか、なかっただろう。」
昭和遊撃隊 (新字新仮名) / 平田晋策(著)
「それほどでも無いでしょう。ことに清二の乗っているのは、潜水艦の中でも最新式の伊号いごう一〇一というやつで、太平洋を二回往復ができるそうだから、心配はいりませんよ」
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)