仰向反のけぞり)” の例文
谷地やちを渡って向うへきますると、草の上へ仰向反のけぞりになって居る巡礼が有るから
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
粗略そりやくに致すなと申渡し其まゝ駕籠に追尾おひつきけりされば藤八はヤヽ御取上下さると歟ハヽア有難や嬉しやと涙を流し頭を大地へ摺付々々すりつけ/\伏拜ふしをがめばお節も餘りの嬉しさにウンと後へ仰向反のけぞりまゝしばし正氣を失たり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)