“仕止”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しと83.3%
しとめ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、彼はきあきしてくる。ことに、何ひとつ仕止しとめず、見栄みえという支えがなくなると、もうだめだ。
にんじん (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)
そうだとすればおれは一層いっそうおもしろいのだ、まあそんな下らない話はやめろ、そんなことは昔の坊主ぼうずどもの言うこった、見ろ、向うをかりが行くだろう、おれは仕止しとめて見せる。
雁の童子 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
牛もあばれまわったのだが、仕止しとめは三度目にやっと、それも剣の刃を三分の一ほど余して嵌まった。助手がすぐ今一つの剣を持って行った。
闘牛 (新字新仮名) / 野上豊一郎(著)
マタドル(仕止しとめ役)は闘牛士トレロスの中での主役で、第一の花形である。第一回のマタドルはオルテガだった。
闘牛 (新字新仮名) / 野上豊一郎(著)