介添役かいぞえやく)” の例文
後生大事ごしょうだいじに抱えて来た琵琶を、そっとさしおいてから、きちんと座を構えると、つづいて茂太郎が前と同じように介添役かいぞえやく気取りで、少し前へ避けて坐り、さて
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
大講会総奉行だいこうえそうぶぎょう大久保石見守長安おおくぼいわみのかみながやす、その家臣かしん、その目付役めつけやく、その介添役かいぞえやくとう、等、等。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それで介添役かいぞえやく赤布ムレエータを振って砂場の中央まで引き寄せる。
お松はここで三十人の子供を相手に、単級教授をはじめる、介添役かいぞえやくは与八。
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)