亡妹いもうと)” の例文
亡父ちち亡妹いもうと、孤独になって生きている自分。たれ一人を考えても、その怨みのふかさは、討って足りないかたきである。一寸試しではまだ足りない。生かしておくに限るのだ。
八寒道中 (新字新仮名) / 吉川英治(著)