五韻ごいん)” の例文
その音声おんじょうには、天井でも床下でも、十方の暗闇を見破っている人間の五韻ごいんが感じられて、その人間のいるすぐ下を通ることが、危険に思われてならないのであった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「よう分ります。あなたの五韻ごいん音声おんじょうが数年前とはまるで違っております」
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)