五目鮨ごもくずし)” の例文
と下心があると見え、お久の手を取って五目鮨ごもくずし引張ひっぱり込むと、鮨屋でもさしで来たからおかしいと思って
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
天麩羅飯てんぷらめしも出来れば五目鮨ごもくずしも出来るというような訳で茶話会のかたわら食物の共進会が始まったような訳です。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
その屋敷で手ごしらえの五目鮨ごもくずしの馳走になって、今や帰って来たのである。
半七捕物帳:69 白蝶怪 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
餅を搗いても、団子を拵へても、五目鮨ごもくずしを炊いても、母は必ず叔父の家へ分けて遣る事を忘れない。或時は裏畑から採れた瓜や茄子を持つて行つた。或時は塩鮭しほびきの切身を古新聞に包んで持つて行つた。
刑余の叔父 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
五目鮨ごもくずし 夏 第百三十二 五目鮨ごもくずし
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)