五柴いつしば)” の例文
志貴皇子の御歌で「市柴いつしば」は巻八(一六四三)に「この五柴いつしばに」とあるのと同じく、繁った柴のことだといわれている。「いつしかと」に続けた序詞だが、実際から来ている序詞である。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)