云兼いいかね)” の例文
しかし自分も貧乏が大好だいすきだとも云兼いいかねる。貧乏神の渋団扇であおがれてふるえながら、ああ涼しいと顎を撫でるほど納まりかえっている訳にも行かぬ。
貧富幸不幸 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
若草は素人臭く懐妊したとも云兼いいかねて居りまする。