二重奏デュエット)” の例文
二人だけの連吟はもちろん二重奏デュエットであるが、場合によっては一方が独奏で他方は伴奏のような感じを与えるものさえもないではない。
連句雑俎 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
私たちの生活のうちにはいろいろな愛すべき二重奏デュエットがありますけれども、そういう花飾りのような一つ一つの諧調を浮かせつつ流れるものは、耳を傾けつくして、なおつきない脈動のつよい流れです。