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二道
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ふたみち
ふりがな文庫
“
二道
(
ふたみち
)” の例文
かれは今、世阿弥の残した秘財と、美しいその息女とに、
色慾
(
しきよく
)
の
二道
(
ふたみち
)
かけて、さまざまな
画策
(
かくさく
)
をやりぬいている最中だ。
鳴門秘帖:02 江戸の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
深く思ひ
決
(
さだ
)
めし瀧口が一念は、石にあらねば
轉
(
まろ
)
ばすべくもあらざれども、忠と孝との
二道
(
ふたみち
)
に恩義をからみし父の言葉。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
或時瀬戸が「君は老人のような
理窟
(
りくつ
)
を考えるね」と云ったのも道理である。色でしたか、慾でしたか、それとも色と慾との
二道
(
ふたみち
)
掛けてしたかと、新聞紙の三面の心理のような事が考えられる。
青年
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
いうまでもなく、恋と慾の
二道
(
ふたみち
)
をかけている、
旅川周馬
(
たびかわしゅうま
)
の
奸策
(
かんさく
)
である。
鳴門秘帖:02 江戸の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
二
常用漢字
小1
部首:⼆
2画
道
常用漢字
小2
部首:⾡
12画
“二道”で始まる語句
二道溝
二道河子
二道煩悩