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二梃
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にちょう
ふりがな文庫
“
二梃
(
にちょう
)” の例文
ポントアーズ街の警視のことと、防寨の中で自分が使っている
二梃
(
にちょう
)
のピストルはその警視からもらったものであることを、思い起こした。
レ・ミゼラブル:08 第五部 ジャン・ヴァルジャン
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
石菖
(
せきしょう
)
の水鉢を置いた
欞子窓
(
れんじまど
)
の下には朱の
溜塗
(
ためぬり
)
の鏡台がある。芸者が
弘
(
ひろ
)
めをする時の手拭の包紙で腰張した壁の上には
鬱金
(
うこん
)
の包みを着た三味線が
二梃
(
にちょう
)
かけてある。
妾宅
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
それらを眼前に見ては、あらゆる
躊躇
(
ちゅうちょ
)
の情も消え失せてしまい、
二梃
(
にちょう
)
のピストルを手にして混戦のうちにおどり込んだ。
レ・ミゼラブル:07 第四部 叙情詩と叙事詩 プリューメ街の恋歌とサン・ドゥニ街の戦歌
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
各一群はそれぞれ隊長を選んでいた。公然とピストルを
二梃
(
にちょう
)
身につけてる男が、あたかも閲兵でもするようなふうで駆け回り、各列はその前に道を開いた。
レ・ミゼラブル:07 第四部 叙情詩と叙事詩 プリューメ街の恋歌とサン・ドゥニ街の戦歌
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
仕込み
杖
(
づえ
)
や銃や
二梃
(
にちょう
)
の騎馬用ピストルや一梃のポケット・ピストルなどを、まるで武器箱をひっくり返したようにして、若い娘が小さな裁縫箱を片づけるような注意でそれを整理していた。
レ・ミゼラブル:08 第五部 ジャン・ヴァルジャン
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
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コンブフェールは隊の番号のはいった国民兵の銃を手にし、帯皮にさしてる
二梃
(
にちょう
)
のピストルがボタンをはずした上衣の下に見えていた。ジャン・プルーヴェールは騎兵用の古い短銃を持っていた。
レ・ミゼラブル:07 第四部 叙情詩と叙事詩 プリューメ街の恋歌とサン・ドゥニ街の戦歌
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
二
常用漢字
小1
部首:⼆
2画
梃
漢検1級
部首:⽊
11画
“二梃”で始まる語句
二梃艪
二梃束髪