二抽斗ふたひきだし)” の例文
よく見まはすと、処々に蝋燭のたれがおちて居る、一番いゝものを入れて置く箪笥が二抽斗ふたひきだしとも空になつて居るので、一度は呆れ一度は怒りもしたこと。
夜烏 (新字旧仮名) / 平出修(著)