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了簡方
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りょうけんかた
ふりがな文庫
“
了簡方
(
りょうけんかた
)” の例文
「そりゃあそうさ。いったい、遊行上人に食ってかかろうというお前の
了簡方
(
りょうけんかた
)
がわからねえ、ほかに仕事がねえじゃあるめえし」
大菩薩峠:07 東海道の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
困った
了簡方
(
りょうけんかた
)
の男で、そこでいい心地になって、石塔に肱をついて、塔婆の陰から
覗
(
のぞ
)
いたうちに、
真暗
(
まっくら
)
になったから、ハッと思うと、誰も居ない。——とろりとして夢を見たのであろうか。
卵塔場の天女
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
けれども、ナニお前さんがそうした
了簡方
(
りょうけんかた
)
ならそれまでの事サ
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
前の走る者の
了簡方
(
りょうけんかた
)
もわからないが、後ろから追いかけて来る奴の心持もわからない。おーいとも言わず、待てとも呼ばず、ただ、足をバタバタさせて追っかけて来るばかり。
大菩薩峠:28 Oceanの巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
喧々囂々
(
けんけんごうごう
)
たるうちに、誰にもわからないのは、道庵先生なるものの
了簡方
(
りょうけんかた
)
です。
大菩薩峠:24 流転の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
▼ もっと見る
そのめまぐるしい得物を、微塵にカッ飛ばしてやろうとの
了簡方
(
りょうけんかた
)
と見えます。
大菩薩峠:24 流転の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
了
常用漢字
中学
部首:⼅
2画
簡
常用漢字
小6
部首:⽵
18画
方
常用漢字
小2
部首:⽅
4画
“了簡”で始まる語句
了簡
了簡違
了簡通
了簡次第