“乾鰯”の読み方と例文
読み方割合
ほしか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
でた乾鰯ほしか船には、いッたい、だれとだれが乗り合わせて来るんでしょうか。そいつアまだ、親方には目星はついていねえんでしょうね
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「太政官とこでも、去年から今年へかけて、一反歩に三十八圓から損やちうこツちや。……私んとこは小作がないさかい、損はせんけど、乾鰯ほしかも石灰も高いよつてな、そいだけ借錢になつてけつかる。何んの因果で百姓に生れて來たかなア。」
太政官 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)