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乾魚
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ひうを
ふりがな文庫
“
乾魚
(
ひうを
)” の例文
そのかへり
途
(
みち
)
に犬養氏は国民党本部へ立ち寄つた。そして
乾魚
(
ひうを
)
のやうな痩せた
体躯
(
からだ
)
をぐたりと椅子の上に下すと、居合はせた党員の誰彼を見て言つた。
茶話:05 大正八(一九一九)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
お人好しの詩人は、それを聞くと
狼狽
(
うろた
)
へ出した。
婦
(
をんな
)
を引張るやうにして、その
家
(
うち
)
へ駈けつけてみると、病人は
乾魚
(
ひうを
)
のやうに痩せた
身体
(
からだ
)
を床の中に
横
(
よこた
)
へてゐた。詩人は脈を取つてみた。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
乾
常用漢字
中学
部首:⼄
11画
魚
常用漢字
小2
部首:⿂
11画
“乾魚”で始まる語句
乾魚俵
乾魚臭
乾魚船