乳液ちち)” の例文
ある日私は山羊を捉らえて試みに乳を絞って見た。すると純白の不透明の乳液ちちが、椰子の実の椀に三杯取れた。それは大変味がよくてきわめて立派な飲料であった。煙草たばこには不自由しなかった。
沙漠の古都 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)