主貌あるじがお)” の例文
消えかけて居た雪の帽が、また地蔵の頭上に高くなった。庭の主貌あるじがおした赤松の枝から、時々サッと雪のたきが落ちる。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)