中央たゞなか)” の例文
このうるはしき物語たゞちにやみぬ、そは我等路の中央たゞなかに、にほひやはらかくして良きある一本ひともとの木を見たればなり 一三〇—一三二
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
さもあらばあれ、死人の踊の、その中央たゞなかで跳ねてゐる
かの平和の焔章旗オリアヒアムマは、その中央たゞなかつよくかゞやき、左右にあたりて焔一樣に薄らげり 一二七—一二九
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
しかしてかの中央たゞなかには、光もわざも各異なれる千餘の天使、翼をひらきて歡び舞ひ 一三〇—一三二
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
いたれば、いや高き天の中央たゞなか白みはじめて、まづとある星、この世に見ゆる力を失ひ 四—六
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)