両幡ふたはた)” の例文
それからその木を両幡ふたはたの椋の木と名をつけた。年を経て傾き古くなったけれど、この椋の木は異香が常に薫じ、奇瑞きずいが絶ゆることがない。
法然行伝 (新字新仮名) / 中里介山(著)