世病よや)” の例文
「さして病というほどな病ではございませぬ。申さば、世病よやみと申しましょうか、河内におりましても、世の風騒に心も安からず、とかく人にはさよう沙汰されるものとみえまする」
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)