世塵せじん)” の例文
一、こゝに来遊するは一日世塵せじんを𦣇脱して園林の幽趣をめづるなれば、たゞ風月を談じ詩歌を品するを専らとし時事を論議し人物を臧否そうひするの類は無用たるべし。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
初時雨はつしぐれその時世塵せじん無かりけり
六百句 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)