与太坊よたぼう)” の例文
旧字:與太坊
与太坊よたぼう父爺ちゃんは何事もねえよ。」と、池の真中まんなかから声を懸けて、おやじは小屋の中をのぞこうともせず、つまさきは小波ささなみぶるばかり沈んだいかだを棹さして、この時また中空なかぞらから白い翼をひるがえして
三尺角 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)