“不昧”の読み方と例文
読み方割合
ふまい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……雲州様なら松江侯、すなわち松平出雲守いずものかみ様、出雲守様ときたひには、不昧ふまい様以来の風流のお家、その奥庭の結構は名高いものでございます。
柳営秘録かつえ蔵 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
むかし松平不昧ふまい公が、京都にのぼつた時、ある日の事、茶人千宗左せんのそうさを訪れようとして、前もつてそのよしを通じておいた。
従ってこれに携わった人というものは、豊臣秀吉にしても、千利休でも、遠州でも、不昧ふまい侯にしても、皆茶道の先生です。教師だといっておるのです。
書道と茶道 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)