不当ふとう)” の例文
旧字:不當
それには、りっぱに、蔦之助つたのすけあてたあとがある。かれのえんはそそがれた。そして、競射きょうしゃ不当ふとう勝点しょうてんをうばっていた徳川家とくがわけは、一ぱい地にまみれてしまった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
村の人にしても同じだった。だれがどうというのではなく、不当ふとうにつらくあたっていたことを、ひそかにいているようだった。なぜなら、小石先生の評判ひょうばんがきゅうによくなったのだ。
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
不当ふとうだ」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)