不可いけぬ)” の例文
先刻教へたアノ洋燈ランプをつけて、四畳に行つておやすみ、蒲団は其処の押入に入つてある筈だし、それから、まだ慣れぬうちは夜中に目をさまして便所はばかりにでもゆく時、戸惑ひしては不可いけぬから
天鵞絨 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)