不倚ふき)” の例文
先刻、わしを、庇った時の働き、あの境を、よく味わってみい。わしを、庇い、且つ、月丸を、庇って、純一無類、それが、不偏不倚ふき、無一無適のこころじゃ。判るか。
南国太平記 (新字新仮名) / 直木三十五(著)