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上靴
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スリッパ
ふりがな文庫
“
上靴
(
スリッパ
)” の例文
兄が席を立って書斎に
入
(
い
)
ったのはそれからしてしばらく
後
(
のち
)
の事であった。自分は耳を
峙
(
そばだ
)
てて彼の
上靴
(
スリッパ
)
が
静
(
しずか
)
に階段を
上
(
のぼ
)
って行く音を聞いた。
行人
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
若者のように理性を衝き破って全身の脈管に
漲
(
みなぎ
)
りわたってくることもあれば、時には眠られぬままに鍵がかかっているとは知りつつも、
上靴
(
スリッパ
)
を脱いで
絨毯
(
じゅうたん
)
の上に
跫音
(
あしおと
)
を忍ばせながら
陰獣トリステサ
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
寝台
(
ベッド
)
の上に懊悩しているのも堪え難く、仕舞いには
上靴
(
スリッパ
)
をつっかけて、私は
寝衣
(
ねまき
)
姿のまま、寝室の中をグルグルと歩き廻っていたが、ええクソー! 思い切って自分のこの富の力をもって
陰獣トリステサ
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
“上靴(上履き)”の解説
上履き(うわばき)とは、土足禁止の場所で、履き替えるための履物。学校、事務所、体育館などは土足を禁じているため、専用の上履きを用いる。上靴(うわぐつ)、室内履きともいう。
上履きを採用すること、または室内では靴を履かないことを「二足制」という。
(出典:Wikipedia)
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
靴
常用漢字
中学
部首:⾰
13画
“上靴”で始まる語句
上靴抔