“上総沖”の読み方と例文
読み方割合
かずさおき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここの座敷は、月のみさきの高台にあるので、芝の浜から品川の海は元より、上総沖かずさおきから湧きあがる雲の峰ともながらにむかい合っていた。——その雲の峰の影も、品川の海の色も、剣の中に溶けていた。
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)