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上氣
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のぼ
ふりがな文庫
“
上氣
(
のぼ
)” の例文
新字:
上気
眞夜中のことで、少し寢亂れてはをりますが、少しばかりの興奮に
上氣
(
のぼ
)
せて、年増女の仇つぽさは容易ならぬものがあります。
銭形平次捕物控:311 鬼女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
武家風の匂ひもない、色白のつゝましやかな娘、平次の影が射すと、僅かに擧げた顏が、涙に蒸されて
上氣
(
のぼ
)
せて居るのさへ、言ひやうもなく物哀れです。
銭形平次捕物控:203 死人の手紙
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
滿面を涙に洗はれて、顏は美しく
上氣
(
のぼ
)
せて居りますが、うるんだ眼は精一杯に見開かれて、
強
(
したゝ
)
かな中年男の寅松に、言葉では言ひ解くことの出來ない自分の無實を許へるのです。
銭形平次捕物控:212 妹の扱帯
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
氣
部首:⽓
10画
“上”で始まる語句
上
上手
上下
上方
上海
上衣
上野
上総
上人
上﨟