上庭じょうてい)” の例文
細く霞のように上庭じょうていの一部に棚曳たなびき、鼻は、ほんの申しわけに中央に置かれ、その代り比倫ひりんを絶して大きいのはその口と唇で、大袈裟にいえば、夜具の袖口ほどあります。
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)