上借うわがり)” の例文
風薬かざぐすりの手当も出来ないと見て取って、何はいて、蝶吉は一先ひとまず大坂家に帰って、後の年期も少いので、上借うわがりをして貢いだけれども、半日もままならぬ抱妓かかえの身。
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)