三野村みのむら)” の例文
「あんたはんお園はんには三野村みのむらさんという夫婦約束までした深い人がおしたがな。三野村さんが今まで生きとったら、もうとうに一緒になってはる」
霜凍る宵 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
招く方は、三井組、小野組、渋沢、三野村みのむらなどの第一国立銀行の創立者で、招待されるお客側は、大蔵きょうその他の参議、大丞だいじょう大輔たゆう権頭ごんのかみ、いわゆる朝野の貴顕紳商きけんしんしょうである。
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そこに湯川氏の数算と長年の蘊蓄うんちくが役に立って石川の家運はあがった。その頃の湯川氏の知己の名は自毛村じけむらであるとか、三野村みのむらだとか錚々そうそうたる大実業家となった人たちである。
旧聞日本橋:08 木魚の顔 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)