“三坪”の読み方と例文
読み方割合
みつぼ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
椽側まで見送って三四郎が礼を述べた時は、三坪（みつぼ）ほどな孟宗藪の竹が、まばらなだけに一本ずつまだ見えた。
三四郎 (新字新仮名) ／ 夏目漱石(著)
縁台の横から後部へ掛けて植え付けてある杉苗の傍（そば）に、熊笹（くまざさ）が三坪（みつぼ）ほど地を隠すように茂って生えていた。犬はその顔と背を熊笹の上に現わして、盛んに吠え立てた。
こころ (新字新仮名) ／ 夏目漱石(著)