万次郎まんじろう)” の例文
神官の田沼万次郎まんじろうが怪しんで、折柄そこに居合せた宿屋の番頭に行って見て来いと云い付けました。番頭が行って見ると、ひとりの若い男がはだぬぎになって雪の中に立っているのです。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)