“万年屋”の解説
万年屋(まんねんや)は、江戸時代、東海道川崎宿にあった掛茶屋。
旅人のほかに、厄年の男女が川崎大師参詣の途中に多数、立ち寄ったので、とくに繁昌した。『江戸名所図会』には、挿図のみが掲載され、記事がない江戸名所図会が、当時は説明を要しないほど知名度の高い岡本綺堂『半七捕物帳』シリーズには、「いっそ川崎の宿まで引っ返して、万年屋で飯を食おうと云って、二人は空腹をかかえて、寒い風に吹きさらされながら戻って来ると」(『大森の鶏』)という一節があるが、万年屋についての説明はない。旅館兼茶屋であった。奈良茶飯が名物であった川崎区。
歌「お江戸日本橋」にも「(前略)六郷(ろくごう)わたれば 川崎の万年屋(後略)」とうたわれた。
(出典:Wikipedia)
旅人のほかに、厄年の男女が川崎大師参詣の途中に多数、立ち寄ったので、とくに繁昌した。『江戸名所図会』には、挿図のみが掲載され、記事がない江戸名所図会が、当時は説明を要しないほど知名度の高い岡本綺堂『半七捕物帳』シリーズには、「いっそ川崎の宿まで引っ返して、万年屋で飯を食おうと云って、二人は空腹をかかえて、寒い風に吹きさらされながら戻って来ると」(『大森の鶏』)という一節があるが、万年屋についての説明はない。旅館兼茶屋であった。奈良茶飯が名物であった川崎区。
歌「お江戸日本橋」にも「(前略)六郷(ろくごう)わたれば 川崎の万年屋(後略)」とうたわれた。
(出典:Wikipedia)