一秋毎ひとあきごと)” の例文
あはれ聞きも及ばぬ奇怪の讓位かなとおもはぬ人ぞなかりける。一秋毎ひとあきごとに細りゆく民のかまどに立つ烟、それさへ恨みと共に高くはのぼらず。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)