“一牛鳴”の読み方と例文
読み方割合
いちぎゅうめい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しんの墓は小日向水道町こびなたすいどうちょうなる日輪寺にありと聞きしのみにて、いまだ一たびも行きてとむらひしことなければ、この日初夏のひあしのなほ高きに加へて、寺は一牛鳴いちぎゅうめいの間にあるをさいはひ杖を曳きぬ。
礫川徜徉記 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)