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一寸
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ちよと
ふりがな文庫
“
一寸
(
ちよと
)” の例文
無理圧して感応寺に行かるゝ心か、強過ぎる、仮令行つたとて働きはなるまじ、行かいでも誰が咎めう、行かで済まぬと思はるゝなら妾が
一寸
(
ちよと
)
一
ト
走り
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
吃
(
どんも
)
りの、
歯
(
はッ
)
かけの、嫌やな奴め、這入つて来たら散々と
窘
(
いぢ
)
めてやる物を、帰つたは惜しい事をした、どれ下駄をお貸し、
一寸
(
ちよと
)
見てやる、とて正太に代つて顔を出せば軒の雨だれ前髪に落ちて
たけくらべ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
お吉の居ぬを不審して何所へと問へば、何方へか
一寸
(
ちよと
)
行て来るとてお出になりました、と何食はぬ顔で
婢
(
をんな
)
の答へ、
口禁
(
くちどめ
)
されてなりとは知らねば、応左様歟、よし/\
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
“一寸”の意味
《形容動詞》
一寸(ちょっと 別表記:鳥渡)
数量や程度がわずかであること。
《名詞》
一寸(いっすん)
一尺の十分の一。約3㎝。
ほんのわずかな物の例え。
(出典:Wiktionary)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
寸
常用漢字
小6
部首:⼨
3画
“一寸”で始まる語句
一寸法師
一寸々々
一寸見
一寸角
一寸試
一寸前後
一寸位
一寸遁
一寸刻
一寸前