“ヴェランダ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
縁側40.0%
外縁20.0%
張出廊20.0%
開廊20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二階の縁側ヴェランダに置いてある籐椅子とういすには、燃えるような蒲団クションが敷いてあって、此家の主人公が、美しい夫人であることを、示しているようだ。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
彼女はガラス張りの外縁ヴェランダにいた。二人は目だたぬ片隅かたすみにすわった。他に人は少なく、二、三の老人がいるばかりだった。それにたいしてまでクリストフは内々いらだった。グラチアは彼をながめた。
自分で混ぜて、晩餐後の張出廊ヴェランダで零下七度の外気へゆっくりと蒼い煙を吹き出す習慣のあることも
踊る地平線:11 白い謝肉祭 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
ホテルの中には一人も客がいないように見える。ホテルの外にもいっさい人が住んでいるようには思われない。開廊ヴェランダへ出て往来を眺めると、往来はだいぶ広い。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)