“ホンコン”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:ほんこん
語句割合
香港98.1%
大抵香港1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
広間の長椅子にもたれて其のへんに置いてある上海や香港ホンコンやマニラあたりの英字新聞を物珍らしく拾ひ読みした後、早く寝てしまつた。
海洋の旅 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
話がすこし脱線したが、其日庵主は玄洋社を離脱してから海外貿易に着眼し、上海シャンハイ香港ホンコンあたりを馳けまわってつぶさに辛酸をめた。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
欧洲航路の船に横浜神戸から乗合せた者は大抵香港ホンコンへ着く前に話題が尽きて仕舞しまふ。碁や将棋は嗜好が無い者には興味を惹かないし、トランプは日本人に取つてさまで面白い物で無い。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)