“スフィンクス”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
獅身女33.3%
謎語33.3%
謎語像33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
稜錐塔ピラミッドの空をく所、獅身女スフィンクスの砂を抱く所、長河ちょうが鰐魚がくぎょを蔵する所、二千年の昔妖姫ようきクレオパトラの安図尼アントニイと相擁して、駝鳥だちょう翣箑しょうしょうに軽く玉肌ぎょっきを払える所、は好画題であるまた好詩料である。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
この石像の不可思議が今日迄解決されないままに「謎語スフィンクス」の象徴として中学校の教科書にまで載せられている事は、あまりに知れ渡り過ぎている事実であります。
鼻の表現 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
俺はそう云いさしてチョックラ船長おやじの顔色をうかがってみたが、何の反応も無い。相も変らず茶色の謎語像スフィンクスみたいにプッスリしている。無愛相ぶあいそうの標本だ。
難船小僧 (新字新仮名) / 夢野久作(著)