“サボテン”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:さぼてん
語句割合
仙人掌50.0%
覇王樹40.0%
霸王樹10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
低い、影の蹲ったようないら草の彼方此方から、巨大な仙人掌サボテンがぬうっと物懶く突立っていた。
翔び去る印象 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
覇王樹サボテン どうでも勝手にするが好いや。おれの知つたことぢやなし。
新緑の庭 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
先づ身におぼゆるは日の暖さ、手に觸るゝは神社の圓柱まろばしらの大いなる、霸王樹サボテンの葉のひろき、耳に聞くはさま/″\の人の馨音こわねなどなり。
道に沿ひて蘆薈ろくわい霸王樹サボテンなど野生したるが、皆ところ得がほに延び育ちたり。