“オリジナル”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
原曲16.7%
元品16.7%
原本16.7%
変種16.7%
根本的16.7%
特殊人16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この曲の原曲オリジナルはなんであるか私は知らない。私の知人は楽譜を発見したと言っていたが、それはなんの行進曲であったか、確かめる機会がなかった。
その演奏は悪口言えば教壇風のものだが、テンポも表情記号も原曲オリジナルのままで、美しい音色トーンカラーと、整然たるスタイルで、ゴシック建築のようなすばらしい古典美を盛り上げて行くのだ。
色から模様から「時代」まで元品オリジナルとすこしも変らない皿——ではあったが、見本に送ったこわれた皿と完全に同じに、それは一枚分の新しい皿の破片で、べつに手紙がついていた。
たまには複製でない本当の原本オリジナルと思われる絵を見出して愉快を感じる事もあったが、ややもすればその独創的な点がもうそろそろ一種の安心したような
ローマで獄死した天才詐欺師バルサモ・ディオ・カリオストロ伯爵とルイ・シャルル・ド・カストリ侯爵の三人をある小史作者は十八世紀末から十九世紀中頃までの三大変種オリジナルといっている。
カストリ侯実録 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
先生に就て尤も敬服すべき點は、其の研究の態度の根本的オリジナルであることである。
那珂先生を憶う (旧字旧仮名) / 桑原隲蔵(著)
代助は独りで考えるたびに、自分は特殊人オリジナルだと思う。けれども要吉の特殊人オリジナルたるに至っては、自分よりはるかに上手うわてであると承認した。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)